マングローブ由来としての「Ｊブルークレジット」認証を取得

宇検村は、伊藤忠商事株式会社と共同で実施している「奄美大島・宇検村マングローブ植林プロジェクト」において、Ｊブルークレジット認証を取得しましたのでお知らせします。本事業は、国内で初めてマングローブ植林によるブルーカーボン・クレジット創出が認証された事例となります。

宇検村では、2012年に策定した生物多様性地域戦略に基づき、地域の自然環境の保全と将来世代への継承を見据え、2014年からマングローブの植林活動を継続して実施してきました。2017年には、田検小学校児童による環境学習の一環として植林活動が行われました。

これらの取組を基盤に、2021年から伊藤忠商事株式会社の支援を受け、マングローブ植林による二酸化炭素吸収量をブルーカーボンとして定量化し、Ｊブルークレジット認証の取得を目指した事業を開始しました。2023年8月には、宇検村と伊藤忠商事株式会社との間で覚書を締結し、同年9月には日本航空株式会社および学校法人上智学院を含む4者による産学官連携協定を締結しています。この４者協定により、地域の自然環境保護と環境価値の創出を通じて、地方自治体単独では実現が困難な先進的な取り組みを進めることができています。

今回認証を受けた植林地は、鹿児島県大島郡宇検村宇検・枝手久島に位置し、マングローブの生育環境として活用が可能な場所において植林を行っている区域です。認証対象植林面積は約1,073㎡、認証対象吸収量は0.3t-CO₂となっています。取得したクレジットは宇検村が保有し、ゼロカーボンシティの実現に向けた取組の一環として活用する予定です。

マングローブ由来としての「Ｊブルークレジット」認証を取得（PDF：135KB）

 

 

 

 

 

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