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更新日:2020年10月28日

宇検村指定文化財

宇検村指定の文化財です。

大型磨製石器

大型磨製石器の画像

鹿児島短期大学、付属南日本文化研究所の学術調査団の実施調査により、昭和56年9月確認された貴重な埋蔵文化財。調査団の推定では、約3,000年前の字宿下層式(縄文時代後期)のもので、同種の石斧としては、奄美で最大最良のもの。昭和7年に名柄集落の津代で、吉田茂久、田中武平両氏によって発見されました。現在名柄小中学校で保管され、昭和57年6月16日村指定文化財に指定。
備考:村指定埋蔵文化財

佐念モーヤ

佐念モーヤの画像

共同墓地のモーヤ。共同墓地は現在佐念集落のはずれの山にあるが、奄美大島で見られる唯一の完全な積石墓です。奄美・沖縄の最も古い墓の代表。集落の村当りという世話係が花をそえたり線香立てを作るなど、区長さんを中心に大事に保存されています。墓の中には、人骨があり、先祖の遺骨か、無縁仏の骨を集めたものといわれています。この墓地には、極めて小さい、同じような墓が幾つか見られますが、明治中期までは今のモーヤよりも大きなモーヤであったといわれています。この形態はみるからに人間生活の祖源を思わせます。
備考:村指定有形文化財

辨才天石像・寄進塔

辨才天石像・寄進塔の画像

宇検集落には、島津藩時代からの間切役所の敷地跡地が今も残っています。ここは屋喜内間切の中心地として長い間政治が行われていたところ。厳島神社の祭壇に辨才天石像が安置され、社殿前に寄進塔が建てられています。宇検集落では昔から現在も厳島神社のことを「お寺」と呼んでいます。厳島神社に安置されている辨才天石像は、間切役人が上国する時の海上安全等を祈願するため、家初代与人「佐渡知」によって安置されたものと思われます。また寄進塔も古いもので、建立年号が元禄15年(1702年)と刻まれています。このことから少なくても、辨才天石像は今から約284年以前から安置されていたものと思われます。家と集落住民によって、今でも保存されています。海上交通安全の祈願のほか、財宝、幸福、子孫繁栄をもたらす神として信仰されています。
備考:村指定民族文化財

琉球王朝辞令古文書

琉球王朝辞令古文書の画像

この辞令は、奄美が琉球王朝(琉球王府発行)に仕えていた頃の役人辞令四通とノ口辞令一通からなっているもので、西暦1554年~1583年、日本では室町時代末期(今から402年~432年前)の古文書で極めて希少であり、貴重な歴史、史料となっています。昭和42年、県立大島高校郷土研究部によって発見されました。それまでは、所蔵者吉久家の家宝とされ、毎年正月二日、宝納箱より取り出し虫干しを兼ねて三献をし、大事に保存していました。
備考:村指定有形文化財

芦検稲すり踊り

芦検稲すり踊りの様子

この踊りは、皇室の新富祭において神々に供えるための米を、芦検集落で耕作栽培して宮中に献上したが、その御田植祭りに奉納したのが始まりである。踊りは、島袋貞マ昌、松井隆吉氏が奄美の稲すり節と沖縄の汗水節を合併し、沖縄調にアレンジして創作したもの。また踊りは、粗末な農作業衣を着用し、古い生活用具を使い農作業特に米の収穫後の脱穀、精米などの模様をリズミカルに表現している。集落の豊年祭、村文化祭などの公事、NHK「故郷の歌祭り」等にも出演している。
備考:村指定無形文化財

お問い合わせ

教育委員会事務局文化振興係

894-3301 鹿児島県大島郡宇検村湯湾2937-83

電話番号:0997-67-2261

ファックス:0997-67-2287

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